盆栽教室・技術研修会の紹介


盆栽日常管理のポイントについて (初心者用) NO2 奥伊勢盆栽園 平成22年5月


盆栽日常管理のポイントについて(初心者用) NO2奥伊勢盆栽園

1.皐月について

ア.花柄摘みと摘花の実施(茶色くなつた花柄は摘去する)
イ.花後の剪定は追い込む事、秋の徒長枝と下部の芽吹は見つけ次第取る
ウ.お礼肥は、薄い液肥料を与える事と活性剤101も月1回以上与える
エ.鉢回しは、毎月1回以上実施する事(全体に釣り合いのある樹とする為)
オ.消毒は4月から11月まで毎月1回以上、花腐れ病は見つけ次第花柄を取る
キ.8月から9月まで日除け(ヨシズ張りなど)または日陰に置き場を変える
ケ.植え替えは、3月から6月に水通りの悪い皐月は実施する
コ.剪定・針金掛けは、9月から12月と2月に実施する
サ.東北地方の冬は、ムロへ入れますが当地方では特別冬に弱い樹のみ
シ.針金の食い込みが有れば、小枝から順次外します

2.蝦夷松について

ア.整枝は、4月から6月の芽摘みに重点を置き、切り込みは植え替えなどの特別の場合のみに行います
イ、自生地が北方の為に、冬に強く、夏には直射日光に当てると、翌春芽出し時に芽先が茶色に変色しますので、寒冷紗か日陰に移動して下さい
ウ、ハつ房蝦夷松は、強い曲付けする針金掛けは控える事、(枝枯れします)
エ、石つき蝦夷松(根を鉢まで引き下げてた盆栽)は、根を保護しているケド土が水やりの時に落ちない様、苔  などで覆い、上部に肥料も与えます

3.五葉松について

ア.五葉松の0主な剪定作業は、「芽つみ」「古葉取り」「針金掛け」「植え替え」「接ぎ木」等
イ.芽摘みは、4/中から6/中に、枝の長さ調整と枝の平均化の為に実施します
ウ.古葉取りは、新芽が固まる7月から12月に樹勢の調整、日照り、通風改善と脇芽のへ保護の為など様々な目  的と、培養条件の回復の為に実施します
エ.ハサミで古葉(2年葉)・古古葉(3年葉)を刈り取る、(黒松はピンセットで古葉取りをする)
オ.頭部や枝の先端部の徒長枝は、枝元に潜んでいる脇芽まで切り戻します
カ.剪定・針金掛けは、樹形を整える為には必要で、改作で樹姿を変更する楽しい作業です。
  2月から3月の休眠期に、不要な枝や枯れ枝の整理をして、込み合った枝を広げ整える、間伸びした枝を  切り戻し、懐芽を保護し、正面を決めて、好みの樹形にするのが目的です。初心者には難しい作業となり  ますが、挑戦しましょう。樹姿を変える改作を含めて「盆栽教室」で実技指導します。
キ.雑木類は樹の成長・太りが早い為に「アルミ線を使用」して、1年で外しますが(針金傷が枝に残りす)、  五葉松を始め松柏類は、枝の成長が少ない為に「ナマシ銅線を使用」して「アルミ線より数倍細くて済み  ます」ので、数年掛けたままに出来ますが、針金を掛けては外しの繰り返しながら、銘樹を作って行く為  に必要不可欠な盆栽の手入れです
コ.五葉松は、8月/初・中旬に一時的に休眠期に入る為に、植え替えが可能となります。
サ.黒松の様に短葉法が出来ない為に、葉の成長期(4月から7月)には葉水は控えます
シ.松柏類は枝が間伸びした樹には、接ぎ木も必要な技術ですが、別項で説明します


22年度・第1回盆栽教室開催


日時   平成22年2月21日 (日)13時から16時

場所   奥伊勢盆栽園、研修場にて

実技指導 植え替えについて

講義   新入会員 (3名)、盆栽日常管理のポイントについて

参加者  23名 (会員総会終了後)


平成21年度・第1回盆栽教室 (植え替え) 開催


日時  平成21年2月22日 (日曜日) 12時から15時

場所  奥伊勢盆栽園・研修場

参加会員  27名 (会員総会後の第1回盆栽教室)


第13回盆栽教室AB合同開催(本年度最終教室)


日時   平成20年11月16日 (日曜日) 13時〜16時

場所   奥伊勢盆栽園・研修場にて

実技指導 整枝・剪定・針金掛けについて

参加会員 21名 (補修会員も含む) 本年度最終盆裁教室に雨天にも関わらず多数の参加者でした。


第9回盆栽教室 (Bクラス)  開催

日時    平成20年6月29日 (日曜日) 10時〜17時

場所    奥伊勢盆栽園・研修場・会議室にて

講義    1.盆栽の仕立て方について
      2.剪定・枝と芽の性質について
      3.黒松の短葉法(芽切り)について


実技指導  1.黒松・赤松の芽切りについて
      2.皐月の剪定と植え替えについて

参加会員   24名、天候が心配されましたが、曇り空となり多数の参加会員により賑やかに実施しました。
その他   7/27日と8/2日会員盆栽棚拝見希望会員約30名程度となりました。



第8回盆栽教室 (Aクラス)  開催

日時   平成20年6月22日 (日) 10時〜16時

場所   奥伊勢盆栽園・研修場にて

実技指導 皐月の剪定と植え替え並びに黒松の「短葉法」について

参加会員  12名 (雨天の為に常連会員の不参加が有りました)



第7回盆栽教室 (Bクラス)  開催

日時   平成20年5月25日 (日曜日)13時30分〜16時30分

場所    奥伊勢盆栽園・会議室・研修場にて

講義    1.取り木のポイントについて
      2.葉刈りについて


実技指導  葉刈りについて

参加会員  17名、午前中雨天でしたが午後は曇りとなりました。実技指導に追われて「取り木の模範実技指導」が出来ませんでした。 



第6回盆栽教室 (Aクラス)  開催

日時    平成20年5月18日 (日曜日)  13時〜16時

場所    奥伊勢盆裁園・研修場にて

実技指導  紅葉・楓・杜松・真拍の芽切りと植え替えについて

参加会員  14名にて実施しました



20年度・ 第5回盆栽教室 (Bクラス) 接ぎ木のポイントについて

日時   平成20年4月20日 (日曜日) 10時〜16時

場所   奥伊勢盆栽園・会議室と研修場にて

講義   接ぎ木のポイントについて・資料に基づき1時間程度講義

実技指導 1.接ぎ木(梅)の模範実技指導について

     2.芽動きの遅い盆栽植え替え実技指導について

参加会員  21名 (補修教室も含む) 「内新入会員6名」

その他   写真は、接ぎ木模範実技指導風景です。



つぎ木のポイントについて    奥伊勢盆栽園

つぎ木の技術は、盆栽の創作・改作の為導入・工夫され、繁殖のみではなく樹高の挿げ替えや樹姿の改良等に広く応用されています。つぎ木は、台木と穂木から成り立つ共存体で有って、穂木の遺伝形質がそのままの形で受け継がれます。つぎ木には、長所原理・活着条件・用具・技術・時期等多様ですが以下技術を主として要点のみ。

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1. つぎ木の長所について
(1) 実生や挿し木の困難なものが繁殖できます。椿等の八重咲き種は、挿し木でも発根し難いので、接木する。
(2) 八ッ房や荒皮性等の形質は固定されず、実生繁殖を行うと親と同様なものが得られない、差し木では、生長が遅く、発根しにくい品種には、接木繁殖によって同様な遺伝的形質が得られます。
(3)枝が欠損したり、元々枝の無かった所に枝を補ったり、根張りの悪いものに根接ぎをして八方根張りにしたり、樹冠全部を矮性系統のものに挿げ替えるなどの方法で、樹形の改良が図られます。
(4) 台木の樹勢は穂木の生育に強い影響を与えるもので、その特性を活かして樹勢を調節します。「節五葉松」
(5) 柿・柑橘類・花梨等の実生では、開花結実までに8年〜12年かかるが、接木によって半分程度に短縮。
(6) 台木の特性を知って長所を生かす様にすれば、その樹種は環境に対して適応性が増進します。

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2. つぎ木の原理について
  植物体は切り離たり傷つけたりすると、傷口をふさぎ生命力を維持する為に、形成層から盛んに組織分化を行って癒着機能を発揮します。接木はこの作用を利用し、穂木と台木の癒着機能を癒合させ、一個体として成長させる。形成層は極めて柔らかい細胞で、少しの物理的衝撃で破壊されます。


3. つぎ木の活着条件について
  植物の活着はカルスの融合に寄るもので、カルスの発達の速度と生育される量とが接木の難易を左右します。カルスの形成は環境の影響を受けますが、樹種によって活着に難易があります。(1)温度と湿度について、温度は、30度でカルスが盛んに形成されますが、活着は20度〜25度が適温です。湿度は、どの樹種でも接木部位の周辺湿度が95%以上になる様に管理すれば、カルスの形成は良好となります。(2)接ぎ穂の採取時期について、常緑種で春と秋、落葉種では秋〜冬に採取。夏〜秋にかけて接木する時は、当年生枝の生長の停止している物、春(3月〜4月)接ぐ時は、接木の適期の約一ヶ月前に採取し、低温で貯蔵した枝の活着率が良い。
接木直前に採取したものは、すでに樹液の流動が始まっていて、炭水化物の含量が低下し活着率が悪くなります。

4. つぎ木用具について
  切り出しナイフ、剪定ハサミ、切り込みノミ、テープ・ポリ袋・水ゴケ・カルスメート、鋸など。
  ※、接木の上手・下手は「切り出しナイフ」の切れ味如何によって決まります。

5. つぎ木の技術について
(1)切り接ぎ法(2)盆栽接ぎ法(3)元接ぎ法(4)腹接ぎ法(5)緑枝接ぎ法(6)芽接ぎ法(7) 呼び接ぎ法(8)根接ぎ法 (9)改良根接ぎ法、
接木の時期や樹種等によって、9項目程度の方法が一般的に有りますが(1)〜(3)は苗木の繁殖技術で(4)〜(9)が盆栽の改作に関係ガ深いので、之を主体に要点を説明します。


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(4)腹接ぎ法について
「側芽接ぎ法」ともいわれています。枝幹の地際以外の所に接ぐ方法で、落葉樹広葉樹・松類等の枝を補って樹形の改良と、樹冠部を挿げ替えて品種を改良するなど、盆栽には一番必要な技術で広い範囲で採用されています。
「ア」 接ぎ穂の台木(枝)に合わせる面を削る。接ぎ穂の削り方は、普通二芽を付けるが、一芽で接ぐ事も出来
ますます、基部を斜めに切り下げるのが一般的で、第一刀で切った後、先端を第二刀で少し切り返し、接ぎ穂が完成する。之を口にくわえていれば乾燥は防げます。
「イ」 接ぎ穂を台木に差込んだ時、接ぎ穂と台木の形成層が接着する様に、台木を切り込みノミで打ち込む。
「ウ」 接ぎ穂を台木の切り込んだ所の底まで差し込んで、形成層を合わせる。
「エ」 合わせた形成層がずれない様にして、テープ等で結わえる。乾燥を防ぐ為ビニール接着剤を塗って、
(省略する場合も有ります)ポリ袋に湿らせたミズゴケを加えて巻き、下部をテープで縛って完成します。
上部から蒸発しますので、水遣りが出来ない時は上部も縛り、注射器で水分を補給します。
「オ」 之に準じた法として、「割り接ぎ法」があります。之は木質部まで割り込みを入れて接ぐ法で松柏類の天接ぎに多く施工されます。松類の樹冠部を挿げ替えて品質の改良・改作等に接木する方法です。

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(5)緑枝つぎ法について
 生理的にカルスが最も多く発生する新穂の成長期に行うもので、ごく簡単な作業によつて良い活着を見ることが出来ます。時期は新穂の伸びている期間で5月上旬〜8月まで実施出来ます。
「ア」 台木は、落葉樹は春先に切戻しをして伸びた新穂に接木します、常緑樹は幹枝から伸びた新穂に接木する。
「イ」 接ぎ穂は、接木の年輪は伸長が止まった時が適期です、しかし新穂で有れば何時でも、どの部分でも良いこの時期の接ぎ穂は水分が多く乾燥に弱いので、採穂の時から活着するまでの管理が大切です。
「ウ」 接木の方法は、台木の伸びた新穂を2葉〜3葉残して切り詰め、薄い刃物(剃刀など)で1.5センチ程度深さで傷底部が節か芽が葉柄の有る所に達する様に切り込みを入れる。
「エ」 接ぎ穂は、台木の割り込みの深さに合わせて、やや長く楔型に削り、台木に差し込んで形成層に合わせポリ袋に湿らせた水ゴケを入れて上下をテープで縛る。
「オ」接木後の管理が活着の良否を決めます、台木と接ぎ穂の癒合を最も良くする為に湿度の保持が大切で100パーセントに近い状態で管理する。この管理が接木技術より大切です。日光を遮断して室温の上昇を防止すれば、10日〜20日で活着します。
「オ」 この方法に順ずる接木に「緑枝の腹接ぎ法」が有ります。落葉広葉樹に行われます、6月中旬〜9月下旬まで、盛夏を除いて実施できます。台木は1年〜2年生で接ぎ穂は新穂の固まったもので実施します。
「山紅葉の台木に清姫を接ぐなどの品種改良に用いる方法です」

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(6) 芽つぎ法について
  芽接ぎは、接いだ後が目立無いので、繁殖のほかに雑木類の必要な箇所に枝を付けたり、樹姿を整える時に応用されます。時期は「緑枝接ぎ」と同様に、樹液の流動の盛んな5月下旬〜9月中旬に行えます。

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(7) 呼つぎ法について
  接ぎ穂と台木の一部を合わせて癒着させる方法で、かえで類の様に組織の発達の良い樹種で行われています。
繁殖以外に枝の付け替えや修正に広く活用されています。時期は、生育期ならば何時でも良いのですが、癒合機能の盛んな春から夏にかけて良い活着結果が得られています。「呼び接ぎ法」は、繁殖技術から整形技術として応用されています。癒着組織の発達が緩慢な松類は長い期間かけて癒合しなければなりません。

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(8) 根つぎ法について
  根接ぎは、根張りの修正や幹を詰めて樹姿を整形・改作するなど盆栽仕立て上の重要な接木技術の一つです。時期は、落葉樹では3月中旬から下旬、常緑種では3月下旬から4月中旬が適期です。方法は「腹接ぎ法」の逆の方向から行えば良く、接ぎ根は実生2年〜3年の生育の良いものが適しています。生育の旺盛な根を使います

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(9)改良根つぎ法について
  太い松柏類に根接ぎして幹切り詰める時は、普通の根接ぎでは根の活力が低下して活着率が低下したり、活着後の根太りがむらになって、根張りが悪くなる事が多い為に、接ぎ根に枝の一部を残して根の活力を維持し、活着とその後の生育を良くする為の接木法を言います。時期は松柏類は4月上旬〜5月中旬頃。その方法は
「ア」 盆栽の接ぐ位置にノミで切り口を入れて、下枝一つを残して接ぎ穂を作り、ノミを引き抜いて差し込む
「イ」 全根を差し込んだら、接ぎ穂が緩まない様に細い釘で固定する。
「ウ」 切口が乾かない様に、二っ割の素焼き鉢で囲み、用土を入れます。
その後の管理は、他の盆栽同様にすれば良い、翌春には八方根張りとなるので、根元に残して置いた小枝を切り、接ぎ根の下の鉢を取り除いて、幹を切り離して、正式に植え替えます。

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(1)〜(3)については、苗木の繁殖法に用いられている方法、技術ですので省略します。

つぎ木が必要な盆栽について、「枝の改作か、根張りか」(4)〜(9)までの方法・技術で実施すれば良く、樹種によってつぎ方、時期が異なりますので、「盆栽教室」で会員各位に夫々の方法を実技指導させてもらいます。


植え替えのポイントと奥伊勢盆栽園の用土配合例

植え替えの必要性について、盆栽は鉢に限られたスペースで生育をしていますので、伸び過ぎた根を切り詰め、新しい用土に替える事を植え替えといいます。
之を怠ると、鉢に根が詰まり、水分栄養補給が出来なくなり小根の充実が図れなくなります。根を切り詰め、多数の小根を出して、枝のほぐれを促す事が出来ます。用土を替える事により水切れによる枯れ死をなくします。盆栽にとって植え替えは欠かす事が出来ない大切な作業です。植え替えの時期は一般に春の芽だし前の2月〜4月と秋の9月〜10月と成ります。この時期であれば、植え替え時に切り詰めた根がすぐに伸び、生育に支障が少ないのです。
但し、樹種や鉢の大きさ、若木と老木では根の発達が違いますので、植え替え周期は、水通りが悪くなれば植え替えの適期と判断する。通常若木は2年程度、老木は3年〜5年程度となります。

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奥伊勢盆栽園  用土配合例  18種類
・全般      赤玉土6:朝明砂4(大、中、小、小小粒の4種類)(赤玉土硬質)
・大型盆栽用   赤玉土6:ボラ土4(大、中、小、小小粒の4種類)(赤玉土硬質)
・五葉松・真柏用 赤玉土3:朝明砂7(大、中、小、小小粒の4種類)(赤玉土硬質)
・サツキ用    鹿沼土単用(大、中、小、小小粒の4種類)(鹿沼土硬質)
・化粧砂、松柏類 赤玉土2:富士砂8 (赤玉土は細粒の硬質を使用する事)
・化粧砂、雑木類 赤玉土8:富士砂2 (同上・配合は樹種により調整する事)


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植え替えのポイントについて

1.赤玉と砂の配合は、樹種と培養管理により調整する事。砂は水の保水性 により調整する事、砂は保水性が無く、現役には夏の管理に苦労します。 黒松などに砂の単用で培養している盆栽愛好家も有ります。根腐れなどは心配有りませんが、夏の水管理(2回以上の水遣り)に用心が必要です。
2.植え替えで大切な事は、畑・山土を水洗いして完全に落としてから、新しい用土 新しい上記用土にて植え替えます。
3.植え替えの必要な盆栽を見分けるコツは、水通りを第一とし、前回の植え替え等で判断します。
4.化粧砂で仕上げますが、水遣りで用土が流れ無い様仕上げ面を鉢より若干下回るように仕上げます。
5.皐月の鹿沼土の場合は、水コゲを化粧ゴケとして使用します。山ゴケが有れば鑑賞に良いので使用します。
6.用土配合で、赤玉の多い樹種は水を好みます。標準用度配合で植え替えた時は、日常の水管理に注意。
7.鉢底の根を3/1程度切り取ります。上部は箸などで幹から外に向けて丁寧に古土をかきとり根張りを見せる
8.深植え付けは厳禁です。根張りを見せる様に浅く植えつけるのがコツと成ります。
9.植え替えは、根詰まり等の通常の植え替え以外に、鉢合わせの必要になった盆栽、植え付け角度を変更する必要になった盆栽、改作が必要な盆栽など多義に渡っています。

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植え替えは9項目に集約されます。盆栽教室では、其れらに付いてBクラスの基礎講座として解説します。
1.植え替えの必要性について、
2,用土の老化現象について、
3.植え替えの回数について、(松柏類は細根の発生が少ないので、2年〜4年を標準とします)(花物・実物・雑木類は1年〜3年を標準とします)
4.植え替えの時期について、(樹種により相違しますが、根の活動が開始する3月前後が適期となります、根に癌種病発生しやすいボケなどの機種は秋〜冬にかけて植え替えします)
5.植え替えの順序について、(1.盆栽を鉢から抜く、2.根の整理をする、3.植え替えの位置を決める4.正面を決める5,化粧鉢に入れる盆栽は化粧砂で整理する)
6.植え替え後の管理について、
7.鉢上げについて、(1.堀取りと根切り2.走り根や直根など3.根を整理する上で大切な事は4.鉢上げでは5.鉢上げでは根をかなり多く切りなど)
8.植え込みの方法について、
9.コケの利用について、(1.コケの分類2.コケの特性3.盆栽に用いるコケの種類4.採取の方法5.コケの張り方と巻き方など)の9項目です。


平成19年度、奥伊勢盆栽会、行事計画(案)

盆栽教室 (盆栽技術研修会)      平成19年2月25日
NOクラス、 予定日     時間        研修内容  「会場・奥伊勢盆栽園」
1.AB 2月25日 (日) 13時〜15時30分 植え替え・盆栽用土の配合などの技術指導 (会員総会後)
2  A 3月18日(日) 13時30分〜16時 一般的な盆栽全般の植え替え、接木などの実技指導。
3  B 3月25日(日) 13時30分〜16時       同上  (基礎講座)
4  A 4月15日(日) 13時30分〜16時  芽動きの遅い盆栽、植え替え、取り木などの実技指導。
5  B 4月22日(日) 13時30分〜16時       同上  (基礎講座)
6  A 5月20日(日) 13時30分〜16時  紅葉類の葉刈り、芽切り、芽押さえ、などの実技指導。
7  B 5月27日(日) 13時30分〜16時       同上  (基礎講座)
8  A 6月24日(日) 13時30分〜16時  黒松の短葉法、切り戻し、皐月の剪定などの実技指導。 
9 B 7月 1日(日) 13時30分〜16時       同上  (基礎講座)
10 AB 9月23日(日) 13時30分〜16時  展示作品の展示方法と盆栽の手入れ、盆栽全般の剪定指導。
11 A 10月14日(日)13時30分〜16時  整枝、剪定、針金掛け、バラ科と根詰り盆栽植え替え。
12 B 10月21日(日)13時30分〜16時       同上 (基礎講座) 展示作品の手入れ。
13 AB 11月18日(日)13時30分〜16時  松柏、雑木類全般の整姿、整枝、剪定、針金掛けなど。

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※ 盆栽教室をAクラス(中級)Bクラス(初級)に2分割します、中級は実技指導のみで、初級は講義と実技指導。
※ 講義テキストは実技内容によりタイムリーに決めますが、基礎講座とします。
※ 研修日に都合の悪い会員は、希望日を奥伊勢盆栽園に連絡して、希望の研修内容を個別で実技指導します。
※ 持参盆栽の手入れが必要な時、樹格と盆栽技術向上の為、随時奥伊勢盆栽園にて個別に特別実技指導します。
※ 教材、道具は、会員持参とします。希望により奥伊勢盆栽園にて、会員特価で提供します。
※ 役員は、都合が付く限り参加し、会員各位との交流、親睦と講師の手助けをお願いします。

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会員盆栽棚拝見、展示会観賞、見学旅行 
1・7月29日(日)13時〜17時、津市久居・福永邸――津市白山町・平本邸――大台町大井・大原邸
2・11月25日(日)7時〜21時・第27回京都市大観展見学・嵐山遊覧(30名以上で実施予定)
3、展示会観賞、その他見学旅行の希望があれば、役員会で検討して会員に通知します。

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第六回、奥伊勢盆栽名品展 
会期 11月3日(祭日)〜11月4日(日)  10時〜17時  2日間
会場 松阪市大黒田町サンパーク文化センター2Fギャラリーと美術画廊の2会場
主催 奥伊勢盆栽会
後援 中日新聞社、三重テレビ放送、月刊近代盆栽社、夕刊三重新聞社、松阪ケーブルテレビ社、伊勢新聞社
出展数  40席程度 (会員の出品目標とします)
出品作品 一般の部(正式展示)27席程度 標準2点飾り、大型盆栽1点飾り、樹高45cm以下3点飾り
新進の部(初級、略式展示)13席程度 樹高60cm以下で1点飾り、樹高25cm以下2点飾り
出展料  一般の部 6、000円   新進の部 4、000円
申込締切 出品盆栽(一般、新進)9月23日(日)。樹種、下草最終決定10月21日(日)「第12回教室日」

申込先  事務局、奥伊勢盆栽園 TEL0598−83−2065ホームページ-http://okuisebonsai.com

その他  11月2日(金)10時〜18時会場設営・盆栽搬入・写真撮影と入選盆栽の選考を実行委員で実施予定。
     名品展反省会と懇親会を12月9日(日)頃「参加会員20名以上」で開催予定します。
     詳細は、名品展実行委員会(7月29日・9月23日)にて協議決定して、其の都度会員に通知します。

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※ 「19年度・行事計画(案)」を発表します。19年2月18日「役員会」と2月25日「会員総会」で協議決定します。18年度の反省会での意見も一部取り入れた「盆栽教室・実技指導内容」の計画案としました。ご意見を事務局までどしどし申し出て下さい。


葉刈りについて  平成18年7月   奥伊勢盆栽園    


カエデ類、ケヤキ類等の雑木盆栽では、小枝をより密にし、また枝の伸びすぎを防ぐ為、枝の剪定や芽つみとは別に葉がりと言って葉を摘み取る作業を行います。
葉がりは、枝についている葉の全部または一部を刈り取り、再び新葉を出させる方法ですから、葉の光合成の機能が一時低下(同化量が減る)する結果、新しい出た葉は切り取った元の葉よりも小形になります。また、葉がりの回数を多くしたり、刈る量を(枚数)を多くすると、その分だけ光合成の機能が低下し、養分の蓄積も少なくなり、樹勢もそれに伴って弱りやすくなります。ですから葉刈りの回数にはおのずと制限があり、通常一回にとどめ、小枝を多くしたい樹勢の強いものは数回実施し、樹勢の弱い雑木盆栽は、控えたほうが安全です。

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1, 葉がりの時期。
落葉する時期までに、光合成が十分に行われて、枝や樹体充実させる為の期間があるように配慮して葉刈りを行います。刈り取る時期が遅いと、小枝の充実が、十分に行われず、冬の寒さで寒害を受け易くなり、また頂部や腋芽の肥大充実が、十分に行われないまま落葉する為、翌春に出る新穂が弱々しくなってしまいます。この様な事から、葉刈りの適期は五月〜六月で、遅くとも七月末には終るようにします。
また、樹勢の弱いものは、葉刈り後の新葉の発生も悪く、葉刈りによってさらに樹勢を弱める事に成りますので、なるべく葉刈りを行わないで、樹勢を回復させてやります。
また、一本の木についても芽つみ同様、勢いの強い上の方の枝や太い枝では葉刈りを行っても大丈夫ですが、下の方の枝や、弱々しい枝は葉刈りによる影響が出て、その分の枝がさらに貧弱になりますので注意します。
ですから、木を充実させたり、枝を早く伸ばしたい時は葉刈りを控えなければいけません。

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2.  葉刈りの方法。
葉刈りを行う上で、注意しなければいけないことは、葉の基部にある腋芽を痛めない事、そして葉刈りをした後で再生した新葉の大きさがほぼ揃っている事です。ですから、普通は木の下枝と細く勢いの弱い枝の葉刈りは早めに行って、一週間程度後になって樹芯に近い部分の枝や太くて勢いの強い枝の葉刈りをして(黒松と同様に)バランスを取ります。
また、カエデ類など比較的葉の大きい樹種では葉柄の部分を出来るだけ残すようにハサミで切り取ります。葉柄の部分を残しておくのは、その部分に蓄積された養分が腋芽の充実のため消費され、夫々の新芽の再生に役立つわけです。
ケヤキの腋芽が固く、また葉の比較的小形のものでは、手で「しごく」方法もとられますが、普通の場合この方法はなるべく避けて葉柄の短い樹種では葉の一部をつけて切り取ります。
植え替えの時期が遅れたりして、新葉が開いてから植え替えしなくてはならなくなった時にも葉刈りは行います。これは、葉の蒸散作用を抑えるために、全部または部分的に葉を取り去り、活着率をよくする目的で行われます。
その他、葉刈りとは少し違いますが、黒松にも同じような目的で行う事が有ります。これは、春ミドリが伸びる前に、古葉を一部刈り取ったり、抜き取る事により炭酸同化作用で出来る養分を少なくし、新しく伸びるミドリを短く、また細くする事が出来ます。
草ものでも、葉を小形にする目的で葉刈りが行われます。ススキ、セキショウ、タケ、ササ類などで行われます。セキショウやウラハグサなどは新しく出た葉(茎)を五月頃元の部分を一センチくらい残して切り取ると、次に生じる葉を小さく、また密にする事が出来ます。タケ類では、タケノコが生じる頃に古い葉を全て切り取ります。

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3.  葉がり後の管理。
葉刈り後、特に日射が強い場合はヨシズの下で管理します。
また、霧水を毎日二回〜三回かけると皮目等から水分が吸収されて芽の出が良くなります。しかし、鉢への多量の潅水は、葉刈りをして蒸散作用が低下していますので、やり過ぎないよう注意します。


取り木のポイントについて   平成18年4月  奥伊勢盆栽園


盆樹の幹・枝を切り離す事無く、この木(接木繁殖や実生盆栽で見にくい樹木)の長所部分だけを其の儘生かしたい時、又は小品盆栽にする時に、早春に肥料等で樹勢を上げて置き、一部を土中か水ゴケで覆って発根を促し、根が増加したら切り離して2鉢の盆栽に仕立てる方法を、取り木といいます。広義では、立ち木・庭木の一部を盆栽にする為実施する「取り木」も有ります。

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1.取り木の利点と損失について
ア、挿し木より発根が確実に出来る事と挿し木困難な樹種にも容易に実施出来ます。
イ、接木の様に比較的難しい盆栽技術も不要で、特別な熟練や器具も使用しなくても良い。
ウ、取り木後の盆栽も完成樹に近いたね木が容易に出来て、2鉢の盆栽と成ります。
エ、幹を詰めて樹形を改良したり、根張りを矯正する事が出来ます。
オ、損失としては、増殖能率が悪いので、大量生産には不向きと成ります。


2.発根の原理と条件について
 取り木の発根原理は、挿し木と同じで、幹・枝を環状はく皮して水苔等で覆うと、その刺激によって葉枝中の植物ホルモンとその他の栄養条件により、はく皮に下降集積し発根します。
ア・水について、環状はく皮による取り木では木質部を切り離さないため、水分や無機物の補給は正常です。しかしはく皮から10日程度は吸水が盛んですが、その後の水分は親樹から供給します。はく皮部は乾燥させない程度の水分を保てば、発根及び伸長には影響しません。
イ、温度について、一般に発根するのは、20℃〜25℃で発根しますが、樹種により相違有
ウ、光について、根源体の誘発を促す生理作用は、遮光によって開始されます、土盛りやミズゴケを巻く方法では之が遮光します、被覆用のビニールも黒色が発根後の根の成長に効果的。
オ、年輪と時期について、取り木する枝幹の年輪や部位で発根の相違は無く、しかし、発根しにくい松類や古木は、環状はく皮のみでなく、実生苗を呼び接ぐ方法が無難です。

3.高取り法について
  時期は、やや高温で湿度が高く、樹液の流動の盛んな入梅前後が適期で、6月に実施します。ア、取り木の出来る樹種は、殆どの盆栽に可能ですが、難しい樹種と容易な樹種が有ります。
  落葉類は温度が20℃程度の時期で、常緑広葉類や針葉樹類30℃程度の温度を好みます。
イ・親木の選び方について、樹勢の強弱により発根力に相違があり、親木の選定は、旺盛で良く
  発根しそうな樹を選び、幹模様や皮性・枝ぶり・葉性・花芽結実の状態の優れた親木を選ぶ。


4、取り木の方法について、
取り木は、葉での光合成作用によって、局部的に細胞分裂を活発にして発根させます。
ア、環状はく皮法について、根を出したい所の樹皮を幹の直径の1.5倍程度、形成層を残さな
  い様に剥ぎ取る。はく皮部分には、水を含ませた水ゴケをやや硬めに巻きつけて、外側をビニールで包み乾燥を防ぎます。水ゴケは木の直径の3倍〜4倍程度巻きつけます。
イ、結束法について、取り木したい所に8番線か10番線を2回巻き付けて、形成層に少し食い込む程度に強く締め付けて、同化物質の降下を止めて発根させます。水ゴケを巻き外側をビニールで包み乾燥を防ぐのは、環状はく皮と同じ方法です。
ウ、取り木作業の終了後は枝先を切り詰め、光線が当る様にして活着率を高めます。発根は樹種や樹齢よって異なるばかりでなく、取り木の時期や水分補給によっても異なります。水・土が乾燥すると発根が遅れ、多過ぎると根腐します。

5、親木からの切り離し時期について、
ビニール内側の水ゴケの周囲に数多くの根が見える様になった時で、一般に6月取り木を掛けた時は10月頃になります。早い盆栽で2ヶ月程度、老木は2年〜3年が必要時も有ります。


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6.応用技術について、(高取り法の応用・太幹枝の取り木法・圧条法と盛土法)
ア、太幹枝の取り木について、太幹でも、樹齢の若い盆栽や樹種によっては容易に発根しますが、古木になるにつれて発根が悪くなるので、太幹枝を取り木する時は、環状はく皮法と呼び接ぎ法とを併用します。  
イ、圧条法には、普通取りと波形取り法が有ります。盛り土法は、土盛りして発根させます。
ウ、発根の悪い松柏類に適用される「そぎ上げ法」が有ります。

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取り木のポイントについて・詳細追加講義資料。

取り木に適した樹種

1.松柏類。
黒松・五葉松・蝦夷松・真柏・杜松・杉・一位・栂・キャラ・赤松等。
2.花物類。
木瓜・桜・花海棠・黄梅・百日紅・花石榴・梔子・藤・山茶花・石楠花・木蓮・コブシ・土佐水月・紫式部・アセビ・レンギョウ等。
3.実物類。
花梨・真弓・ピラカンサス・梅擬・実サンザシ・エゴ・公孫樹・ガマズミ・グミ・メギ・クコ・カナシデ・瑠璃ビョウタン・アケビ・ムベ等。
4.雑木類。
紅葉・ケヤキ・楓・ブナ・ヒメシャラ・楡欅・縮緬葛・ギョリュウ等。


※、取り木が難しい樹種、錦松・梅・皐月・海棠・老爺柿・ソロ・椿・姫林檎など。

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取り木法について。
1.松柏類の、発根のし難い五葉松・蝦夷松などは、そぎ上げ法(幹を1p程度そぎ上げ、その中え発根剤を入れる法)か針金巻き法が向いています。
2.松柏類、雑木類の一般的な方法は、「環状はく皮法」が向いています。
3.木瓜・長寿梅・エゴ・海棠等は、根癌種病になり易い為、針金巻き法が適しています。

取り木の時期について。
松柏類は、4月上旬と6月上旬〜中旬の2回が適期となります。
雑木類は、6月と芽出し前が一般的に適しています。バラ科は「根癌種病」になり易いので9月とします。

取り木の適正な太さについて。
1.松柏類、雑木類も一般的に1p程度が適正な太さとなります。直径1pを越えると発根しにくくなりますが、親木の切り離し時が若干遅れさせれば可能です。又直径1p以下だと発根が弱く取り木が難しい、親木から切り離した後の管理・保護が必要です。
2.樹性が強健な雑木類(楓・公孫樹・百日紅等)は、直径10p〜直径30p程度迄取り木可能です。
3.松柏類は、取り木の発根が弱く難しい樹種が多い。何れにしても取り木前には、肥料等で樹勢を強めて発根を促す必要が有ります。
4.五葉松の様な取り木の難い樹種は、一時畑植えして力を付けてから取り木を掛ける方法も有ります。

その他、取り木法にしても、接ぎ木法、挿し木法、株分け法、整姿・剪定、芽摘み・葉刈り・針金掛け・盆栽の改作等も、会員各位が果敢に挑戦して、失敗して学んでいく事が大切です。盆栽技術は、頭で勉強する事より、実技により身体に覚えさす事が必要でしょう。

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盆栽日常管理のポイントについて ・ 3月盆栽教室の講義資料


盆栽は日本の伝統芸術です。余暇を活用してストレス解消と盆栽を愛でて癒しを求めて下さい。
以下は、奥伊勢盆栽園が初心者用に作成した盆栽培養管理の最低必要な3大要素のポイントを要約したものです。詳細については盆栽教室でレベルに応じた説明をしますのが、基本的な目安です参考にして下さい。

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1. 水遣りについて。
ア、 表土が乾いたら水を遣るのが基本です。目安は下記の通りです。
イ、 春分の日から秋分の日までは、1日1回。但し雨天中止しますが、梅雨の雨は3日に1回程度。
ウ、 夏季(7月8月)の日照りの強い時は、1日に2回、朝・夕に水遣りします。
エ、 冬期は2日から4日に1回程度。午前中に水遣り必要(凍結により鉢割れなどの防止の為)
オ、 注意点、水遣りは鉢底から水が出てくるまでたっぷりと掛ける事。
但し、回数の多い水遣りは盆栽の根腐れの原因となります。適度な水遣りが必要です。

2. 施肥について。
ア、 盆栽用玉肥料を4月6月9月11月の4回取り替えます。
イ、 盆栽用玉肥料は2ヶ月程度薬効果の有るもので、強い化学肥料は作落ちの原因となります。
ウ、 8月と冬の休眠期は施肥しない。但し松柏類は2月にも施肥する業者も有ります。
エ、 団地など玉肥料による異臭が問題になる時は、バイオゴールドなど異臭と蛆虫の無い肥料を。

3. 消毒について。
ア、 害虫が発生して活動する、4月〜11月まで毎月1回程度実施します。
イ、 盆栽の消毒は、「マラソン」「スミチオン」「オルトラン」などを交互に、夕方実施します。
ウ、 黒松の赤ダニ類の駆除には、「テデオン」。癌種病には、「アグリマシン」などの薬剤が効果的です。
エ、 1.000倍程度に薄めて、噴霧器で上下、右左から万遍に掛けて害虫を殺虫します。
オ、 冬期は、「石灰硫黄合剤」を20培〜30倍に薄めて12月頃に1回実施消毒します。

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4. 植え替えについて。
ア、 潅水が通らなく成ったら植え替えるのが原則です。
イ、 鉢中根が廻ると潅水は通り難くなります。その状態では、新根の発育に支障が有ります
ウ、 根処理は、完成樹で下部を1/3程度取り除き、表土は竹バシで丁寧に古土をおとします。
エ、 用土配合は、赤玉6対朝明砂4程度が標準です。赤玉は保水性が有り、砂は有りません。
オ、 用土は、底は大粒敷き、中粒と小粒を入れて根に隙間が出来ないようにして、化粧砂で仕上ます。
カ、 奥伊勢盆栽園では、用度の配合は20種類以上で、樹と培養者に応じて使用しています。
キ、 水揚げの根は毎年の新芽のみで、昨年の根は水揚げしませんので、鉢中根と成れば作落ちします。
ク、 通常松柏類は、3年〜5年程度ですが、若木は2年程度となります。
ケ、 雑木類は2年〜3年程度ですが、楓類、つる性で根の発育の良い若樹は毎年植え替えします。
コ、 植え替え周期は、樹と鉢バランス。用度の種類により千差万別です。潅水時に注意します。
サ、 植え替えは、培養上大切な作業となります。技術の習得が必要でしょう。

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5. 黒松・赤松の手入れについて。(最低必要な項目について)
ア、 短葉法、6月20日〜7月10日の間に、新芽を元から切り取り2番芽を吹かせます。
イ、 通常2度切が一般的です、上部が強いので下部を先に切り、10日後に上部を切り揃えます。
ウ、 1度切も可能ですが、強い上部は若干軸を残し発芽を遅らせ、葉の長さを揃えます。
エ、 黒松等にも植え替え年は通常実施しませんが。樹勢(芽出しが長い)樹は実施します。
オ、 2年葉3年葉透かし取りについて、新芽が揃ったら11月〜12月に実施します。
カ、 新芽は下部で7葉程度、上部で5葉程度まで取り、芽数は2芽として他は芽かきします。
キ、 整枝、剪定、針金掛け等は、必要の都度業者に依頼するか、盆栽教室で技術の取得が必要です。
ク、 陽樹ですので陽を好みます。最低半日は陽の当り、風通りの良い置き場を選定して下さい。
ケ、 短葉法は、黒松(赤松・錦松など)特有の方法で、五葉松等には実施出来ません。


平成18年度・奥伊勢盆栽会・盆栽教室 (技術研修会)計画


盆栽教室 (盆栽技術研修会)      平成18年2月26日
NOクラス、 予定日     時間            実技研修内容
1.AB 2月26日 (日) 13時〜15時 雑木類の植え替え (会員総会後で講義無し・希望者のみ)
2  A 3月19日(日) 13時30分〜16時 一般的な盆栽全般の植え替え、根洗い必要な盆栽 
3  B 3月26日(日) 13時30分〜16時       同上  (基礎講座)
4  A 4月16日(日) 13時30分〜16時  芽動きの遅い盆栽、植え替え、盆栽全般の剪定
5  B 4月23日(日) 13時30分〜16時       同上  (基礎講座)
6  A 5月21日(日) 13時30分〜16時  紅葉類の葉刈り、芽切り、アルミ線で芽押さえ
7  B 5月28日(日) 13時30分〜16時       同上  (基礎講座)
8  A 6月18日(日) 13時30分〜16時  黒松の短葉法、切り戻し、針金外し、皐月の剪定 
9 B 6月25日(日) 13時30分〜16時       同上  (基礎講座)
10 AB 9月24日(日) 13時30分〜16時     展示作品の展示方法と手入れ
11 A 10月 15日(日)13時30分〜16時  整枝、剪定、針金掛け、バラ科と根詰り盆栽植え替え
12 B 10月22日(日)13時30分〜16時       同上 (基礎講座) 展示作品の手入れ
13 A 11月12日(日)13時30分〜16時  松柏、雑木類全般の整姿、整枝、剪定、針金掛け、
14 B 11月19日(日)13時30分〜16時       同上 (基礎講座)


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※ 研修会員をAクラス(中級)Bクラス(初級)に2分割します、中級は実技指導のみで、初級は講義と実技指導。
※ 講義テキストは実技内容によりタイムリーに決めますが、基礎講座とします。
※ 研修日に都合の悪い会員は、希望日を盆栽園に連絡して、希望の研修内容を個別で実技指導します。
※ 持参盆栽の手入れが必要な時、樹格と盆栽技術向上の為、随時盆栽園にて個別に特別実技指導します。
※ 教材、道具は、会員持参とします。希望により奥伊勢盆栽園にて、会員特価で提供します。
※ 役員は、都合が付く限り参加し、会員各位との交流、親睦と講師の手助けをお願いします。

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平成18年2月26日(日曜日)の会員総会(出席41名・委任14名)で承認されました。


平成17年度、奥伊勢盆栽会、行事計画 


第一回平成17年度新役員会開催して、下記の通り役員会(案)を決定しました。来る17年度会員総会(平成17年2月27日)に提案して承認されました。

日時   平成16年12月12日 (日曜日) 10時〜13時

場所   奥伊勢盆栽園、会議室にて

出席役員 青木会長、福永事務局長、角谷会計、谷口誠幹事、中川幹事、久保田幹事、前田会計監査、谷口幸会計監査、事務局青木典子事務長、事務局青木基之講師助手、吉崎前会計、前田禎子名品展実行委員。

会員総会、平成17年2月27日(日曜日)出席39名、委任20名にて協議、承認されました。

         盆栽教室 (技術研修会)

2月27日(日曜日)10時〜12時30分、会員総会(昼食、飲み物、懇親会)
2月27日(日曜日) 13時〜15時、実技指導、雑木盆栽植え替え
3月20日(日曜日) 13時〜16時、Aクラス実技指導、盆栽全般の植え替え
3月27日(日曜日) 13時〜16時、Bクラス実技指導、盆栽全般の植え替え
4月17日(日曜日) 13時〜16時、Aクラス実技指導、芽動きの遅い盆栽の植え替え
4月24日(日曜日) 13時〜16時、Bクラス実技指導芽動きの遅い盆栽の植え替え
5月15日(日曜日)13時〜16時、Aクラス実技指導、紅葉類の葉刈り、芽切り、芽押さえ
5月22日(日曜日)13時〜16時、Bクラス実技指導、紅葉類の葉刈り、芽切り、芽押さえ
6月19日(日曜日)13時〜16時、Aクラス実技指導、黒松の短葉法、切り戻し、皐月の剪定
6月26日(日曜日)13時〜16時、Bクラス実技指導、黒松の短葉法、切り戻し、皐月の剪定
9月18日(日曜日)12時〜14時、実技指導、名品展展示作品の手入れ
10月 9日(日曜日)13時〜16時、Aクラス実技指導、整枝剪定、針金掛け
10月16日(日曜日)13時〜16時、Bクラス実技指導、整枝剪定、針金掛け
11月13日(日曜日)13時〜16時、Aクラス実技指導、整姿、整枝、剪定、針金掛け
11月20日(日曜日)13時〜16時、Bクラス実技指導、整姿、整枝、剪定、針金掛け
12月11日(日曜日)13時〜16時、ABクラス実技指導、松竹梅寄せ植え


ア、研修人員を適正とする為、A.Bクラスに2分割します。
イ、講義テキストは、実技内容によりタイムリーにきめます、初心者は基礎講座とします。
ウ、研修日に都合が悪い会員は、希望日を園に連絡して、個人指導します。
エ、持参盆栽の手入れが必要な時、樹格と技術向上の為、随時盆栽園にて個人指導します。
オ、教材、道具は、会員持参とします。希望により園にて会員特価で提供します。
カ、役員は、都合の付く限り毎回参加し、会員交流、親睦と講師の手助けをお願いします。


平成16年度、盆栽教室


平成16年度、役員会で承認された、盆栽教室(技術研修会)計画書
A.B2月29日(日)12時〜14時 雑木盆栽類の植え替え、講義なし、希望者のみ
A. 3月14日(日)13時〜16時 盆栽類の植え替え、植え替えポイント
B. 3月21日(日)13時〜16時     同上      テキスト、基礎講座
A. 4月11日(日)13時〜16時 松柏、雑木(芽動き遅い)植え替え整枝、剪定
B. 4月18日(日)13時〜16時     同上      テキスト、基礎講座
A. 5月16日(日)13時〜16時 楓類芽押さえ実技、   テキスト、雑木培養ポイント
B. 5月23日(日)13時〜16時    同上       テキスト、基礎講座
A. 6月20日(日)13時〜16時 皐月、 黒松の芽切り実技テキスト、花物培養ポイント
B. 6月27日(日)13時〜16時     同上      テキスト、基礎講座
A.10月10日(日)13時〜16時 整枝、剪定、針金掛け実技テキスト、針金掛け入門
B.10月17日(日)13時〜16時     同上      テキスト、基礎講座
A.11月14日(日)13時〜16時 整姿、剪定、針金かけ実技テキスト、針金掛け攻略法
B.11月21日(日)13時〜16時     同上      テキスト、 基礎講座


1.A.Bクラスに、分割します。
2、実技内容は同じとします。
3、Bクラスのテキストは、基礎講座とします。
4.役員は、技術指導を含めて、A.Bクラスの、開催日全部に、参加をお願いします。
5.研修日に、都合が悪かった会員は、希望日を園に連絡して、個人指導とします。
6.研修項目予定以外に、持参盆栽の実技指導も、並行して実施します。
7.教材、道具は、会員持参としますが、希望により園にて会員特価で、用意します。
8.予定日変更など、特別な事情がある時以外は、各月毎の開催通知はしません。

※ 前年度より、29名名の新入会員が有り、一度の講義には人員が多すぎて、行き
届かない事が予想される為、A.Bクラスに2分割しました。 
行事計画も若干増加しましたが、会員の自主参加が原則ですので、他に支障が出ないよう、無理をしないで楽しく会の趣旨を生かして、会員相互の親睦を深め、奥伊勢盆栽会の発展と盆栽美、伝統芸術守って、愉快な人生を過ごして戴く為の計画を立案しました。


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